ドイツ・アーヘンでの銀行口座の開設方法についてご紹介します。
銀行選び
ドイツには、有名なDeutsche Bank(ドイツ銀行)や郵便局のPost Bankなどがあります。大都市の場合、支店やATMが多くて使いやすいかもしれませんが、アーヘンでは支店やATMを探すのに苦労します。
そういった点で、アーヘン市内に支店やATMが多い、
Sparkasse Aachen
をお勧めします。
銀行口座の開設時期
銀行口座は、家賃振込みや電話料金の引き落としなど、生活する上で必要なものです。私はアーヘン到着後の活動日の初日に
午前:「住民登録」 → 午後:「銀行口座開設」
を行うのが良いと思います。
必要書類
銀行口座の開設には、以下のものが必要です。
- パスポート
- 住民登録の写し(Anmeldebestätigung)※コピーで可
- 銀行口座開設が必要であることを証明する書類(勤務先が滞在許可取得用に発行する「雇用証明書」や、「奨学金の証明書」などで流用できます)
- ドイツの携帯電話番号(連絡用およびオンラインバンキング用)
口座開設の場所
基本的に、Sparkasse Aachenの本・支店で開設ができますが、英語で開設するには大きな所が良いです。私は以下の本店(Sparkasse Aachen – Hauptstelle)での開設をお勧めします。
アーヘン大聖堂のすぐ横にあります。アーヘン大聖堂へのアクセスについては、以下を参考にしてください。
営業時間
上記のSparkasse本店の営業時間は以下の通りです。
- 月:09:00-18:30
- 火:09:00-16:15
- 水:09:00-16:15
- 木:09:00-18:30
- 金:09:00-16:15
予約をすることもできますが、基本的に不要です。直接行って、その場で口座開設可能な場合もあれば、数時間後や後日来てほしいと言われる場合もあります。
口座開設手続き
1.とりあえず行ってみる
上記本店の受付に行き、「口座を開設したい(I would like to open my bank account.)」と伝えると、別室に通されます。もしくは、数時間後か後日に予約が設定されます。(大事ではないですが、飲み物は何が良いか聞かれますので、遠慮せずにお願いしてください。)
2.必要書類の提出、理由の説明
「必要書類一式」と共に、なぜ銀行口座の開設が必要かを説明します。個人的には「家賃を支払う」などの理由よりも「給与を受け取る」や「奨学金を受け取る」などの方が納得してもらえると思います。
3.口座の選択
開設する口座は、決済用口座(Girokonto)になります。Sparkasse Aachenでは「LOGO!」という商品名になります。なお、「LOGO!」には
- Premium(月額手数料16EUR)
- Plus(月額手数料9.9EUR)
の2種類ありますが、Plusで十分かと思います。はっきり「LOGO! Plus」と伝えましょう。(若い学生は手数料が無料になるようです)
4.オンラインバンキングの申し込み
合わせて、オンラインバンキングも申し込みをしましょう。ドイツでは、家賃の他にも、交通違反の罰金、医療費などもすべて振込みになります。その都度、銀行に行くのは面倒ですので、オンラインバンキングはあった方が便利です。ここで、オンラインバンキングのワンタイムパスワード(TAN:手続きの度の一回きりのパスワード)の方式を選択する必要があり、
- 専用の端末を使う方式
- 携帯電話やスマートフォンのSMS(ショートメッセージ)で受信する方式
の2種類ありますが、手続きが簡単でわざわざ端末を持ち歩く必要がない、「SMSで(ショートメッセージ)での受信」をおすすめします。
5.手続き完了
すべての手続きが完了すると、契約内容が記載された確認用紙が発行されますので、大切に保管しましょう。数日後に
- キャッシュカード
- パスワード(4桁)
が別々に郵便で送られてきます。
必ず郵便ポストに名前を記載しておいてください。記載がないと届きません。