前回は、ご本人(世帯主の方など)の滞在許可(Residence Permit)の申請方法について紹介しました。今回は、帯同家族の方々向けに、滞在許可の申請方法について紹介したいと思います。
なお、ご本人の滞在許可申請については、以下をご覧ください。
手続き時期
ご本人と同様、滞在許可は、住民登録の2日後以降のなるべく早くに手続きすることをお勧めします。この際、重要なことは、「ご本人と同一世帯として住民登録をしておく」ということです。詳しくは、以下の住民登録のページをご覧ください。
http://aachende.com/family-anmeldung/
手続き場所
申請は、アーヘン市の外国人局で行います。ご本人の場合、アーヘン工科大学(RWTH Aachen University)に関係する人は、大学のSuperC(ズーパー・ツェー)と呼ばれる建物にある出張所(Geschäftsstelle des Ausländeramtes)で申請をしなければいけませんでした。ご家族の場合も同様ですので、以下のSuperCで申請をしてください。
SuperCの建物の4階の421、422番のオフィスになります。
営業時間
ご本人(世帯主)が申請する場合と、同じ営業時間になります。
- 月、火: 8:00~12:15
- 水: 8:00~12:15、14:00~16:45
- 木: 休み
- 金: 8:00~12:00
予約は不要ですので、直接、行ってください。私の経験では、水曜日の午後が比較的空いていると思います。
所要時間
申請時間は20分くらいです。しかしながら、4月や10月の第1週は待ち時間が数時間になることも珍しくありません。なるべく余裕を持って行った方がよいかと思います。
また、申請から滞在許可の受取までは、約1~2ヶ月かかります。
必要書類
- 申請用紙(※)
- パスポート
- 写真(縦45mm×横35mm) 注)パスポート規格です。また、申請用紙に貼ってはいけません。
- 帯同されるご家族全員の「アポスティーユ付き戸籍謄本」と、その「ドイツ語認証翻訳」(住民登録時と同じです。詳しくはこちらを参考にしてください)
- ドイツでの住民登録の写し (世帯主と同一世帯のもの)
- 大学からのインビテーション (世帯主様のもの、念のため)
- 財務的な証明書(企業からの場合は給与が記載された雇用証明書や、奨学金の証明書などで、世帯主の方が帯同ご家族を養うのに十分ですよということが理解できる証明書)
- ドイツでの健康保険加入の証明書(申請者本人もの)
- 費用:110EUR(一人当たり)
- その他、身分を証明できるもの(ちゃんとした人ですよと説得できるもの)を多数持参してください。大学などを卒業している場合は、取得しておいた方がよいかもしれません。
- 世帯主の方の滞在許可関係書類(パスポートや滞在許可証など)
※申請用紙は、ご本人(世帯主)が申請したものと同じものになります。申請場所のオフィス前に置いてあります。記載する項目が多いため、事前に申請用紙を入手して記載しておくことをお勧めします。申請用紙は「新規」(白色)になります。
また、健康保険については、以下も参考にしてください。
申請手順
ご本人(世帯主)の時とほぼ同じです。
- 事前に申請用紙を入手し、記載しておきます。(上記参照)
- 申請場所についたら、整理券をとり、順番を待ちます。
- 自分の番号が呼ばれたら、その横に書いているオフィス番号に入ります。
- ノックをしてオフィスに入ります。申請書類一式を提出して、「帯同家族としてアーヘンに滞在する」ということを説明します。なお、書類不備などがあると、この場で指摘されますので、改めて申請する必要があります。
- 申請が無事に受け付けられると、費用(110EUR)を支払って、領収書をもらいます。念のため大切に保管してください。
滞在許可証の受け取り
申請が受け付けられると、1~2ヶ月で、
- 滞在許可証用のパスワード
- 滞在許可証の受け取り案内書
が別々に届きます。
受け取り案内書に、詳細な場所(オフィス番号)や営業時間、必要書類が記載されています。
受け取り時に注意することは、受け取り場所がSuperCではなく、アーヘン中央駅前の外国人局になることです。
滞在許可が取得できたら、次は、ドイツの運転免許証の取得を目指しましょう。