アーヘン工科大学の博士課程に留学する方や、企業から研究員としてくるつもりだったのに、教授から勧められて博士課程の学生として登録する方に向けて、申請方法や必要書類について紹介します。
申請から登録までどのくらいかかる?
時期にもよりますが、約2~3週間くらいかかります。学生登録をするとNRW州の公共交通機関が乗り放題のセミスターチケットが貰えますが、約1ヵ月後くらいだと思った方が良いです。
申請方法
ステップ1:Doctoral Studiesへの申し込み(審査)
正式に入学手続をする前に、審査のようなものがあります。
必要書類
必要書類は以下の通りです。
- 申し込み書類(※所定フォーマットあり)
- 教授に書いてもらう書類(※所定フォーマットあり)
- 表の形式の履歴書(CV)
- 大学(学部以降、すべて)の成績証明書のコピー (英語!)
- 大学(学部以降、すべて)の卒業証明書のコピー (英語!)
まず、所定フォーマットは、こちらのサイトからダウンロードが可能です。
証明書類については、この段階では「原本」は不要です。(ここで原本を出してしまうと、次のステップで書類が出せなくなってしまうので注意!)また、「英語」の証明書を取得する必要があります。出身大学にお願いすれば対応してくれると思います。
申請場所および申請時間
申請は「Division 2.1 – Admissions and Social Affairs」という所で行います。具体的には、滞在許可証(Residence Permit)を申請時と同じ建物
- 「SuperC」の5階(オフィス5.26~5.28付近)
で申請します。
申請時間は、
- 月、火、木、金曜日: 9:30~12:30
- 水曜日: 1:00~4:00
になります。
申請が終わると
申請が終わると、2週間くらいで、「入学OKだよ!正式に登録してね~」という手紙が届きます。
ステップ2:正式に登録する
必要書類
正式申請に必要な書類は以下の通りです。
- パスポート
- 「入学OKだよ!」という手紙(ステップ1の後に郵送される書類)
- 大学(学部以降、すべて)の成績証明書の原本 (英語!)
- 大学(学部以降、すべて)の卒業証明書の原本 (英語!)
- 健康保険の証明書(AOKなどの公的保険に加入している人はその保険。プライベート保険などの場合、AOKに行って「保険はOKだよ」という書類をもらう。行くと10分くらいですぐに発行して貰える)
- 有効なドイツの住所
ここで、健康保険の証明書が難易度が高いです。特にプライベート保険などに加入している人は、どこの保険に加入していようが、AOKに行って証明書を貰う必要があります。AOKは以下の場所にあります。SuperCから徒歩圏内です。
申請場所
申請場所は、ステップ1と同じ「SuperC」の5階です。
ステップ3:授業料を支払う
正式な申請が終了すると、銀行の振込み用紙がもらえます。Sparkasseなどに行って振込みを行います。(費用は300EUR程度です)
また、その振込み用紙には大学のシステム(アドレスが書いてます)にログインするのに必要なIDとパスワードが記載されています。支払が完了し、確認されれば、ログインが可能になります。
ステップ4:写真をアップロードする
上記の大学システムにログインをして、自分の写真(証明写真)の画像データをアップロードします。これは、学生証に印刷される写真になります。
ステップ5:学生証を取りにいく
「学生証ができたよ~」という案内、もしくは「何日後に学生証ができるよ~」という案内が来ます。(写真のアップロードから1週間くらいです)それにしたがって学生証を取りにいきます。
学生証は「SuperC」の入口の受付でもらうことができます。
ステップ6:セミスターチケットの発行
同時に、セミスターチケットが自宅に郵送されます。セミスターチケットは「学生証」とセットで有効ですので、くれぐれも注意をしてください。
更新方法
各セミスター毎に「授業料を支払ってね~」というメールが大学のメールアドレスに届きます。
そのメールが届いたら、大学のシステムにログインをして、振込み用コード(Verwendungszweck)を発行します。その振込み用コードと共に振込みを行えば、更新が完了し、自動でセミスターチケットが送られてきます。